「DX」と盛んに言われています。物流ではどうでしょう?

物流トピック

「DX」は「でぃーえっくす」と読み、Digital Transformationの略称です。 Transformationが「交差する」という意味を持つため、これを「X」=クロスと表わすことがあり、DXとされているようです。

DXとは、非常に簡単に言うと「データやインターネットを使って何か革新的なことをすること」と言っていいでしょう。DXできない会社は生き残れないとも言われます。経済産業省では、「2025年の壁」という言葉を使っていますが、クラウドを活用しにくいデータ・情報システムしか持っていない会社は、そのタイミングで大きく他社に後れをとりかねないということを示唆しています。

データは、仕入れ先や届先と連携して活用することで、より大きな効果を生むことができます。つまり、異なる会社間を日々つなげている物流事業者には、大きな可能性が出てくるのです。大きなコストダウンや、これまではできなかった改善が可能になるでしょう。

自分の周りでムダと感じるところがあれば、それをデータを活用して解決できないか考えてみてください。物流を「どうDXするか」は、現場にいる皆さんの考え、アイディア次第です。

左は2020年DXグランプリに選出された小松製作所の無人でダンプトラックを稼働させている仕組みです。他業界の事例も面白いですよ。

←無人ダンプトラック運行システム概念図
資料)小松製作所

※湯浅コンサルティング作成