ディーセント・ワークを実現せよ

物流トピック

6月10日、経済同友会から、2019年度の提言として「物流クライシスからの脱却~持続可能な物流の実現~」が発表されました。
不足が見込まれているトラックドライバーの生産性向上について焦点を当てた内容となっています。踏まえるべきポイントとして、下記の3点があげられています(リンク先:公益社団法人 経済同好会「物流クライシスからからの脱却~持続可能な物流の実現~」)。
①物流を国家戦略として捉える

②環境への配慮

③ディーセント・ワーク(働きがいのある人間らしい仕事)の実現

「ディーセント・ワーク」という言葉は、SDGsの目標8であり、失業者がいないこと、性別・年齢等あらゆる条件において差別されないこと、同一労働同一賃金などがあげられていますが、日本においては、「働きがいのある人間らしい仕事」と考えるのがわかりやすそうです。

「ディーセント=decent」という単語のコアな意味は「社会的に許容される」です。長時間労働や過度の作業負荷などは当然なくしていかねばなりません。

生産性向上の視点から、共同配送実現のためのハードやソフトの標準化や翌々日納品・検品レスを標準的な商慣行にすべきとの指摘があり、これらの推進のために、デジタル化のさらなる推進・データ仕様の標準化が必要とされています。