厚労省も開設 「トラック運転者の長時間労働削減に向けたポータルサイト」

物流トピック

厚労省では2019年9月、上記サイトをオープンさせました。
国交省、経産省、農水省では「ホワイト物流推進運動」を既に共同で展開し、トラック運転者の長時間労働削減に向けて情報提供等に努めており、いかに国がこの問題を重視しているかがわかります。

このサイトでは、国民や荷主、運送事業者に対し、上記目標を達成するための様々な事例紹介や、多くの改善事例を踏まえて作成された改善の手引き等が一堂に集められています。
厚労省作成のものでないものについても一覧化されているので、ここを見れば、今の国の施策がすべてわかると言ってよいでしょう。
現状の問題点を発見したり、発見した問題点の解決の道筋を探るために役に立てられそうです。

厚労省では、「荷主と運送事業者のためのトラック運転者の労働時間削減に向けた改善ハンドブック」も作成しています。ここではより具体的に改善のための施策がまとめられています。
ここでSIDAという手法は、有名な改善手法であるPDCAよりも簡単に感覚的に取り組めるので(改善の最初の一歩は「感覚」!)、取組みへの最初のハードルの高さを下げられます。

 

※文責:湯浅コンサルティング