物流大手各社の業績に陰り。原因は荷動きの鈍化と働き方改革に伴うコストアップ

物流トピック

売上高は微増の傾向ですが、営業利益の減益が目立ちます。先の見通しも明るくありません。
働き方改革に伴う人件費傭車費などの上昇が大きな原因です。丸協にも同じ状況が来ると考えて備えましょう。

小さな工夫を積み重ねてコストを抑えて下さい。Sなどの現場改善はもとより、荷主との関係から生じるムダも改善しましょう。ムダの内容の発見や交渉には、国交省によるトラック運送事業者のための価格交渉ノウハウ・ハンドブック、ホワイト物流推進運動の推奨項目は参考になるでしょう。

日本通運は8月1日付で貸切運賃を10%値上しました。幅運賃の上限も10%から30%に引き上げています。
持続可能な物流を実現するために、いまは、必要とあれば値上げも対策として考えるべき時代といえます。

※文責:湯浅コンサルティング