物流改善には製配販(サプライチェーン)で取り組むのが有効

物流トピック

”製配販”とは、メーカー、流通業者、小売業者が連携して取り組むという意味で、物流の改善には、一社単独よりも大きな効果が生まれるため、国としても推進しています。2021年度の経済産業省が表彰したSCI(サプライチェーン・イノベーション)大賞は、製配販が協力し合って返品を無くすために在庫を適正化するよう取り組み、在庫を減らし、売上を増やすことができました。

「返品」について、これまでは小売店の特権のように言われていましたが、返品作業にも時間や人手がかかります。小売業もそんなムダを許容したくはないということです。

返品作業は物流センターでも大きな作業負担がかかります。丸協では返品作業がありますか?作業負担に応じた収入が得られていますか?

本質的には返品は荷主にとって歓迎すべき作業ではなく、なくす方向が望ましいといえます。返品をなくすために必要なのは在庫の適正化です。

荷主の在庫は適正な状態に保たれていますか?過剰在庫はありませんか?心配な荷主がいたら、品目ごとに在庫量を一日当たり平均出荷量を割り、「何日分あるか」調べてみてください。

 

※湯浅コンサルティング作成