動機が成果を左右する

物流トピック

今回は、ちょっと物流を離れて、ある有名なイソップ寓話を紹介したいと思います。

時代は中世ヨーロッパ。旅人がある街で、たくさんの職人がレンガを積んでいる場所に行き当たりました。手近にいた職人に、何をしているのか聞いてみます。

すると職人は、「レンガを積んでいるのさ。重いし寒いし、大変な仕事だ」と答えました。旅人は職人をねぎらい、先に進むと、今度は張り切って働いている別の職人に出会いました。
なぜ様子が違うのかと思い、同じ質問をしてみます。

すると職人は、「レンガを積んでいるんだけど、稼ぎがいいのでありがたい。これで家族が養える」と答えました。旅人は嬉しくなって職人を励まし、さらに進むと、レンガの積み方の細部にまで丁寧に取り組む別の職人に出会いました。思わず同じ質問をしてみます。

すると職人は、「歴史に残る大聖堂を作っているのさ。このレンガは大聖堂の壁だよ。多くの人がここで心の安らぎを得られるようになるだろう」と答えた、、、というお話です。

彼らはみな同じ仕事をしているわけですが、仕上がりも違うでしょうし、仕事からの学びも全く異なるでしょう。仕事の成果は、自分のココロが左右する部分も大きいのです。