サプライチェーンで取り組む一貫ユニットロードによる時短

物流トピック

サプライチェーンとは「供給連鎖」と訳され、部品メーカーから完成品メーカー、そして小売店へといった、モノができて最終ユーザーの元へ届くまでの流れの一部または全部を指します。運送事業者からみれば、発荷主から着荷主へという流れはサプライチェーンそのものです。ユニ・チャーム、パルタック、薬王堂というサプライチェーンでの取り組みが、時短、作業負荷軽減に大きな効果をあげたので紹介します。

以前は、下表のようにサプライチェーンの各段階で積替えが発生し、作業負荷も大きく、トラック1台ごとにこれだけの時間がとられ、出荷バースを有効活用したいメーカーやトラックの待機時間を削減したい問屋等、皆が問題を感じていました。

そこで、積替えをなくすことで目標にサプライチェーンで検討し、店舗へ持ち込む際のキャリーにメーカー出荷時点で発注単位でセットする一貫ユニットロードに取り組みました。その結果、荷主において目標とした改善が達成できたのみならず、運送事業者においても過重労働軽減、勤務時間短縮、ドライバーの賃金改善、離職問題改善の効果も上げられたということです。

丸協でもサプライチェーンに着目して荷主を集める工夫がされています。商品によっては、このような取り組みが効果を発揮できる場面もあるかもしれません。荷主を巻き込んでの動きが期待されます。

※資料:経済産業省SCI大賞ホームページより

※湯浅コンサルティング作成