社長対談:湯浅和夫氏(株式会社湯浅コンサルティング代表取締役社長)②

物流トピック

(写真左から湯浅社長、渡部社長)
前号からの続きです。「物流危機」と言われますが、今後、物流はどうなるのか。物流事業者はどうあるべきか。渡部社長がかねてより敬愛しているという湯浅和夫氏との対談により、方向性を探ります。

 

社長
社長

湯浅先生と最初にお会いしたのは、中小企業大学校関西校でした。著書は読んでいて、ぜひ一度お会いしたかったのです。講義内容は物流ABCで、内容も非常に興味深かったですが、貴重なノウハウを何も隠さずすべて公開されていることに驚きました。

 

湯浅和夫社長
湯浅和夫社長

このような効果的な管理方法が広まることのほうが大事だと思っています。

 

社長
社長

「この先生はすごい」と思い、愛知県トラック協会の物流大学校にも行きました。そこで学んだ衝撃的なことが「物流はないほうがよい」ということでした。

 

湯浅和夫社長
湯浅和夫社長

手間をかけて運んでもモノの価値は高まりませんから、最小限であるべきです。

 

社長
社長

物流活動は少ないほうが環境にもいいし、渋滞もなくなります。荷主さんにとっても無駄なコストを払わないでいいことになります。考えてみれば当然のことでした。

 

湯浅和夫社長
湯浅和夫社長

物流大学校では安藤小四郎先生の印象が非常に強いです。

 

社長
社長

安藤先生からも私の今の根本をつくる学びがありました。
合宿研修の際、「運送業の経営に必要なことは何やと思う?」と問われ、私はじっくり考えていくつか答えたのですが違うと言われました。

 

その時いただいた言葉は非常に私の腑に落ちて、その後、常に忘れないものとなっています。

 

(次号に続く)

安藤小四郎先生が言われた「運送業の経営に必要なこと」とは何だと思われますか?