中・長距離のフェリー輸送について国交省が積載率を公表しました

物流トピック

国土交通省は、2024年問題を含めた物流危機への対応の為、モーダルシフトを推奨しています。一方、荷主は「モーダルシフトをしようにもどこに航路があるのか、よくわからない」という状態であり、航路があったとしても、新規荷主を引き受けられるキャパがあるのか、まとまった情報は公開されておらず、具体的にモーダルシフトを検討するのは難しい状況でした。

このような状態を解消するため、国土交通省は事業者へのアンケート調査を行いました。下図は、2023年4-6月の調査結果のまとめです。

網掛けをしているのは積載率が70%に満たない航路です。北海道、関東、九州向けでも積載可能なルートはあるといえそうです。今後も継続的に調査するそうです。

中・長距離の定義は以下の通りです。(いずれも片道航路)。
中距離:100以上~300km未満
長距離:300km以上

*湯浅コンサルティング作成